!」と、そう言いながら買い物に行って寒かった体を温めたく
て外から家の中に入ってきたはずなのに「ストーブなんか焚い
てないぞ!日中の少々の寒さに慣れないば駄目だべさぁ~?も
う桜の咲く春だぞ、お母さん。」
お父さんにいきなり言われてね(笑)
「いゃあ~、焚いてないってかい?寒いからストーブ焚くよ!
いいかい?お父さん!」
「焚く」とか「焚かない」とか、どう考えても春5月の会話だ
とは思えない今年の寒さ。
駅前民宿にも、一瞬寒~い風が吹き荒れた様ですね(笑)
その風から逃れる為に…さり気なく家を出て「浦河優駿さくら
ロード」の桜を見に行ってみたら、なんとピンク色に色はつい
ていましたが、まだこんな感じにしっかりと蕾のままでした。

折角、朝に受けた「昨日は五稜郭の桜を観て…、今日は有珠善
光寺の桜を観て…、伊達の桜を観て…、静内二十間道路の桜を
観て…、そして夕方にそちらにお世話になりますのでよろしく」
との本州のW様からの今夜の宿泊予約の電話。
それから間もなく「どこもここもまだ早くて咲いてないんです
よ~。様似まで行っても無駄なので済みませんが、キャンセル
したいのですが…」な~んてね。
ストーブの火といい…桜が咲かないからといい…、今日は寒さ
のせいでガッカリする事ばかりでした(笑)
午後4時になれば帰って来る滞在さん達なので、お風呂の準備、
各部屋にストーブを点火し、館内に明かりをつけて、私達の気
持ちも段々に仕事モードに持ってきます。
今夜は滞在さんの1人(狩猟をもしている方です)が差し入れて
下さった「鹿」のヒレ肉をつかったフライといきましょう。


見るのも…、触るのも…、食べるのも…絶対に駄目!と言う私
でしたが、食材費用が0となっては頑張らない訳がありません。
人間なんて現金なものですね~。
「まな板の上で切り分けて…、小麦粉つけて…、卵をまぶし…、
パン粉をつけて…下拵え」をしてしまうんですよね!

揚げたヒレ肉は女将のセンス?でこんな感じに盛りつけました。

さてさて滞在さん達の評価は「どんなもんでしょうか?」
今夜の夕食で~す。

「クシュ~ン!」
くしゃみをした私に向かって「お母さん、お母さん、ストーブを
ちゃんと焚いてやってるのにくしゃみはないべぇ~?」だって(笑)。
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