かすべの煮付けの思いは？

とんとんとんと〜ん!!」…北島さぶちゃんの唄ではないけど、二階から
「とんとんとん！」と降りた女将を、今朝も白ちゃんは驚かしてくれま
した。最近は慣れて、ちゃっかり入り込み…「女将、時間厳守！」と言
ってる様で…「プィーツ！」と、横向き顔に座っていました。

自分で開けて入った玄関をまた自分で開けて出て行き…「こらっ〜白ち
ゃん！開けたら閉めてよ〜！寒いから〜！」と言う女将の言葉を無視。
まるで「駅前民宿」からの朝帰り。


２月も開けてもう２日…いつもの「ソビラ荘」通い 。
「もう一度だけ、食べたいなあ？」と小さな声で言った父…魚の「かす
べ」探しに走りました。
やっと隣町「浦河町」で見つけ、早速煮付け、食べさせたいと…喜ぶ顔
が浮かびます。


女将のかすべ好きは、父親譲りだったのかなあ？…と、あらためて思え
ました。
朝の食事介助の女将の手を触り、覚束無い自分の手で布団を捲り …小さ
い頃の様に温めてくれた父。
そのお返しにかすべの煮付けを食べさせたくて〜！(どこかで耳にした様
な節回し？すぎもとまさとの「吾亦紅」でしょうか…)、泣けました。
「 あなたに〜あなたに〜謝りたくて〜」なんて事が少しでもなくなる様
にあなた(父)の元に走ります。
…昨日から出来たあかぎれの痛さと合わさって、泣いてばかりの毎日です。
あかぎれに効く「コロスキン」と父が…なくせなくなりました。



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