駅前民宿の流儀って？

「ご飯ですよ～！」と、滞在さん達の部屋の前で女将の黄色い
声(色っぽい声ならいいのですが～ネ)がします。
すると各部屋から誘い合う様にゾロゾロ～と、食堂にやって来
きます…これが我が家の食堂への流儀？…です。

こんな言い方もなんですが、長期の滞在さん達との関わり方に
も駅前民宿の流儀？があって「親子の様でもあり…、夫婦の様
でもあり…、兄と妹の様でもあり…、姉と弟の様でもあり…、
そしてお祖母ちゃんと孫の様でもあり…、向き合うその滞在さ
んの年齢によって、私は上手く立場を変えて接している」と言
ったらいいでしょうか？
だから心密かに…「子育て」をしている母親の様に大事に、大
事に愛しんで過ごしています。

先日もブログに書いた様に「母親にはちゃんと電話をするんだ
よ！」と言えば、息子と同じ世代の滞在さんは直ぐ様、携帯電
話を掛けてみたり…。「明日は洗濯をしてあげるから仕事に行
く時は部屋の真ん中に出して行きなさいよ～！」と言えば、ちゃ
～んと真ん中に置いてあってね～。

そんなひとつひとつが目に見える様に応えてくれるのも、私と
滞在さんとの間に生まれた信頼感なのでしょうか？。
この信頼感が滞在期間の居やすさであり…、温もりであり…、
我が家の様な雰囲気作りに成功し、それが嬉しさに変わる瞬間で
もあります。
私が滞在さん達と母親の様に…、姉の様に…、妹の様に…、祖
母の様に振る舞えるのも、後ろでその光景をニコニコしながら、
そ～っと目を細め温かく見守ってくれているお父さんがいるから
です。

現場が終わり、朝の帰り際には決まって滞在さん達の口から「こ
この父さんもなかなか良いなぁ～、味があるわ～！」と言ってく
れるのも私が望むところで…「やった！」と、お父さんに拍手を
してあげたい気分になります。
これが駅前民宿のもてなしの流儀です。
「これからも至らぬところはどうぞ指摘して下さいね、よろしく」

ここ２～３日の間に巡り会った人との出逢い。
青森市からの北海道一周のご夫婦、とある道の駅で知り合った朝市
出店のご夫婦、これまた…とある道の駅で出逢った新ひだか町生ま
れの店員さん、偶然、町内中村昆布店の奥さんと同級生だとか？
人と人との出逢いって「いゃあ～楽しいですねぇ～！」
お陰様で今日も沢山の出逢いで幸せな１日でした。
「皆さんにも幸せあります様に…」と、私達が出逢った優しい顔の
お地蔵様をお見せして、また明日。





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