「どうみても？？歳にはみえないよ～！」だなんて言われな
がら、被った帽子に満足顔のお父さん。
大きな羽を一杯！に広げて、健康博士らしいお父さんにぴっ
たりな絵が書いてあるこの帽子、実は訳のあるものなのです。
日高管内を統括する浦河保健所から優良施設の表彰をうけた
ことがありました。
私がここに嫁ぐ以前から、ずっと掃除全般を引き受け腰を屈
めながら…淡々と…丁寧に…綺麗にしてくれていたおばちゃ
んのお陰で頂いた様なもの、今も感謝しています。
もうこのおばちゃんが駅前民宿を辞めて10年にもなるでしょ
うか？
そのおばちゃんのきれい好きは今も語り草に。
私も見習ってはいるのですが、まだまだおばちゃんの足元に
は及びません。
５月下旬そのおばちゃんの旦那さんが亡くなりました。
おばちゃんから旦那さんがもう長くないということを聞かされ
た時に「旦那さん、父さんの帽子を形見にもらってくれないべ
かぁ？」って言われていたそうな。
ちょっと若い感じがしますが、お父さんは「この旦那さんの供
養になれば…」と、外出する時にはちゃ～んと被っています。
町の中でこの帽子を被っているお父さんに会ったら、こんな意
味が込められた亡き人の帽子だと思って下さいねぇ～！
みんながそう思うことにより旦那さんを想い、それが供養にな
るからって、よろしくね。
そこでひとこと、このおばちゃんの姪っ子さんは青森県の深浦
町にあるあの「不老ふし温泉」の若女将さん。
こちらの温泉の応援も「よろしくね～！」
深浦町の景色はとっても様似町と似ているんだって～。
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