2008年10月27日月曜日

人は人…自分と同じ人にあらず…

「気遣いと気配りの差は、相手に対して自分を下に置くか置かない
かの関係で決まる…(小倉千加子)」と書いてある1ページを目にし
ました。

昨夜宿泊されたお客様からその文章と同じ思いで感謝され…またし
みじみとこの意味を考えさせられましたね。

昨夜午後18時着のJR、汽車の旅だったとか。
深川~終着駅様似までの1日がかりの旅。
「長くて、長くて歩けない位に疲れてしまいました!」…玄関を入る
なり開口一番こんな言葉。
どこか先日亡くなった父にも似ていて、一瞬、我が家に帰ってきたか
の様で不思議な気持ちでした。
夕食ナシ、朝食ナシでの素泊りでした。
痛い足には「消炎薬の湿布」、今朝のご飯の代わりにはオバチャン自
慢の「おにぎり」を渡し、喜んでくれましたかどうか?
…そんな気持ちで迎えた朝…「今日は乗り換え時間が僅か3分の苫小牧
駅乗り換え、函館行きに乗り、今日は日本海の江差まで行くんですよ」
…と。
「湿布で痛みもなくなっていたでしょうか?」。

昨夜からずっと「な~んかビィビィビィツときたんですね」…女将の第
六感?は良く当たりますからね~。
「ただならぬ人」と、直感!!。
「大変お世話になりました。ありがとうございました」。
出発した後の部屋に行くと…こんなお礼のメモ紙と一枚の名刺。

なんと父に良く似た懐かしい字体…予感が的中?!
父と同じに勲章を戴いていた方でした。
「勲七等瑞宝章」授与の方…父は「勲五等瑞宝章」。
人の出会い…この仕事だからこそ、沢山の感動があるものと、つくづく
思いましたね。
まるで父が「ふらり~!」と、娘の働く姿を見たくてやって来た様でした。

今日の女将の愛読書は「般若心経」人生を強く生きる101のヒント…。

父が亡くなった今、「般若心経」の文字が更にみじかに感じています。
「人は人…決して自分は人と同じではない」を痛感。

余談ですが、町の中心にあった「アポロ石油」スタンド。
…セルフ主流の時代に代わり、とうとうその姿を消してしまいました。


見えなかった「様似生協ストアー」が完全に見える様になり、がら~んとな
った広さに寂しさを感じます。

今夜の夕食…すけそう鱈の塩振り焼き、イカ下足の味付け焼き、肉のしょ
うが焼き、揚げシュウマイのあんかけでした。





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