2011年1月4日火曜日

亡くなったあんちゃんを見送って明日からは泣かずに…。

午後1時…山の上にある「様似町葬斉場」から、野辺の送
りを済ませ乗った(遺族の)バスの窓から、新年4日目の
「様似町」が綺麗に見えました。

大雪に見舞われた昨年の暮れ、私を生まれた時から可愛が
ってくれたおじさんが、脚の不自由な奥さんひとりを残し
て亡くなりました(肺炎になっていた体で雪かきをしてい
たそうな?)
洋服仕立業をしていた私の実家に、中学卒業して直ぐ奉公
に入ったあんちゃん(小さい頃から私はおじさんをそう呼
んでいた)。
この年に生まれた私のオムツをよく取り替えてくれたんだ
とか…それが今日までの縁のもと。

私と同じでパンが大好きだったあんちゃん。
「あんちゃん?私がいつも美味しいパンを届けていた理由
を知ってましたか?オムツを取り替えてくれたあの日の感
謝のつもりだったんだよ~!」って。
そんな事を思った途端、お経の最中に涙がとまりませんで
した。

あんちゃんは人よりも体は小さかったけれど、いつも一生
懸命に…、綺麗好きで…、忠実(まめ)に動き…、(私の亡
くなった父に似て)いつもニコニコ顔で人と接し…、頼ま
れた仕事には(あんちゃんはひと針ひと針に)誠意を込めて
やっていた姿…「これからはあんちゃんを見習ってやって
いくからねぇ~!」

「朝にはあんなに元気だった人が夕方にはもう骨になって
しまう」説話の中で聴いた言葉。
「どうぞ皆さんもご自分の体を労って下さいね」

お正月早々、湿っぽいブログになりましたが、駅前民宿は
明日5日から2011年の営業を始めま~す。
様似ダムの仕事でお越しになるとか…「館内を温めてお待
ちしていま~す!お早めに空き状況をご確認下さ~い」

最後になりましたが…「札幌市厚別区の小母さま(昨年匿
名でお手紙を下さった方)も含めた沢山の方々、今年も駅前
民宿女将の徒然日記のブログをよろしくお願い致します!」



さて今晩だけになった私達の休み…白髪が目立っていた私
の髪を「お母さん!泣いてばっかりいないで…、白髪を染
めて…、いい女になって…、明日からのお客さんを迎えな
いば~!」って、お父さんが染めて洗って仕上げてくれま
した。お陰でまた「ちゃ~んといい女になれましたよ~!
(笑)」


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