2010年7月22日木曜日

女将業をやっていたからこそ知り合えた人…。

「母さん!母さん!」「女将さん!女将さん!」
な~んて言われながら、泣いたり…、笑ったり…、怒ったり…、
感動したり…、逆に感動させてしまったり…、チョッピリ悔し
かったり…、チクチク~と心を痛めたり…、私の毎日はそれの
繰り返し。

「なかなかやめられない!止まらない!」って仕事ですね(笑)

今日の午前中の事…「こんにちは~!青森県の飯様からの宅配
で~す!」と、宅急便のお兄ちゃんの声。
送り主は先日宿泊された飯様ご夫妻。
当初2泊間の宿泊予約をお受けしていたのですが、2日目は義
姉の四十九日法要で、やむなく他のお宿をお世話をし、丁寧に
お断りしたのです。

えりも岬観光から戻り、お世話した宿に入る前に「是非様似の
綺麗な景色を見て頂きたくて…」と、予めこっそりとタクシー
運転手さんのOさんにタクシー代を払っておいて走って貰う様
にお願いをし、替わってもらった宿にも宿泊代を払っておき…、
私達の恐縮した気持ちを込めて対応させてもらい出発(法要に)
でした。

更に替わってもらった宿主さんにも、翌朝のチェックアウト後
には様似駅まで送って頂ける様にお願いもしてのお客様でした。
こんな応対はどこの宿でもすると思いますが、実はこれだけで
はなかったのです。
以前から時々(1年に2度~3度くらいかな?)胸に強い痛みを
感じる様になっていた私。実はお医者さん夫婦だとわかり症状
を話してみたのです。
自宅居間で私の症状を色々と問診したあとに、2人の出した診
断結果は「間違いなく狭心症です」と言ったんです。
「ストレスをかけないこと!痛みが出てきたら冷たい水を直ぐ
飲むこと!」などなど、生活の仕方や心の持ち方を事細かく教
えて下さり、気がついたらいつの間にか「お客様と女将」では
なく、立場は逆転し「お医者さんと患者」になっていたんです。

胸の痛みの正体がやっとわかったと同時に、これからの生き方
をしっかりとお父さんと話せる良い機会を与えて下さって「あ
りがとう御座いました!」

こんな出会いから、駅前民宿の私達には大切な人(ご夫婦)がま
た出来ました。
早速「美味しい物を送って下さりありがとうございました!」
とお礼の電話を掛けた私も…涙…涙、向こうのご夫妻も涙…涙。
12日振りの声に、お互いにただただ涙…涙でした。
「いゃあ~人と人とのの出会いっていいものですねぇ~!」


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