2010年7月18日日曜日

将来の先生達、頑張れ~!

第一日目…北海道教育大学釧路校の皆さんは、到着するなり全
員でアポイ山荘のお風呂に入りに行き、6時から夕食でした。

夕食が終わり、一段落した午後7時半から、様似町役場の車田
さん(この4月に道庁から様似町に派遣された方)の日本ジオバ
ーク認定になった様似町についての講義が始まりました。


食堂に集合した学生さん達を前に、その経緯を語って下さいま
した。

様似町にはアポイ岳と高山植物、この山を形成しているカンラ
ン岩、そしてアイヌの人達も含めた歴史と文化があります。
この3つが、平成20年12月に認定された日本ジオバークの主た
るテーマである事。
アポイ岳の登山道を歩いて行くとオリーブ色(車田さんの説明で
は…)のカンラン岩が一部足元に見える所があるとか。
登山者は高山植物だけではなく、是非貴重なカンラン岩にも目
を向けて欲しい…とも言ってました。
付け加えて…今アポイ岳にはアポイマンテマ、アポイツメクサ、
アポイハハコ、アポイヤマブキショウマ、アポイエゾルリムラ
サキ、サマ二オトギリなどが咲いているそうです。
しかし残念な事にヒダカソウはたった一輪しか残っていないそ
うで絶滅の危機だとも。
これは大切に大切に守っていきたい様似町の宝物ですねぇ~。

8月7日(土曜日)、8日(日曜日)は第40回「アポイの火まつ
り」があります。

祭りの由来は鹿が沢山集まる様にと、アポイの山に火を焚いて
祈りをあげたそうですが、今は逆に鹿が増えてしまい、火(今は
エンルム岬に)を焚いてその数を減らしたいくらいだ~と、笑っ
ていました。

今日が二日目の北海道教育大学釧路校の皆さん方は、アポイ岳に
登ってカンラン岩の勉強でした。

夕食を食べた後は、午後9時まで活発な意見交換と研修発表をし
ていました。


頑張ったご褒美は母さんのポケットマネ-で買ったアイスキャン
ディ・ガリガリ君でした。
蒸し暑い夜はこれがいちばんかなぁ?~って。
「将来の先生達…頑張れ~!」

「さぁ~てと!明日の朝食までは、まだまだ私達も気をぬかない
で頑張るぞ~!」




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