2010年1月17日日曜日

阪神・淡路大震災の15年前のあの時の私は…。

「スタスタスタ~、ガチャ~ン、ポト~ン!」
「スタスタスタ~!バシ~ン!ブルルル~ン!」
…それは車を止め、まだ寝ている一軒一軒のポストに走り朝
刊を入れ、また自分の車に乗り次の家へと走る音。
遺された3人の子供達と、こうして働いていた47歳の私。
駅前民宿に嫁ぐまでの日々の暮らしはこうでした。

1995年、今から15年前の午前5時46分…私は「神戸に地震!
」と、配達中の男勝りに運転していたランドクル-ザーのラ
ジオで知りました。
毎朝3時半起き4時出勤の毎日。
様似町の平宇~田代~岡田~西様似地区へと「北海道新聞」
の配達。
配達がやっと終わり、家に着きテレビを付けた途端に目に入っ
たのは、空一面を覆った灰色の煙と、悲惨な高速道路の現実。
事の重大さを知ったのは、ラジオで聞いてから3時間後の8
時半でした。

この光景を見た時のショックは、私の一番苦しかった頃も重な
りこの「阪神・淡路大震災」は辛い思い出です。
亡くなった6435人は様似町の今の人口より多く、あらためて
胸が詰まります。

そう言えば「浦河沖地震」はまだ私の中では記憶に新しいもの。
逃げる足元にはガラスのかけらが一面に散らばり、どこから手
を付けたらいいのか見当がつかなかったもので…。
パジャマ姿で逃げ出した私を守ってくれたのは偶然、側にあっ
た一枚のアルミの上下。
寒さからも…、恥ずかしさからも…守ってくれたのは今も良い
体験として忘れられません。
それ以来私のベッドの側にはいつもアルミの上下と厚底のスリ
ッパがあります。
最近はまた、小さな地震が頻繁に起きています。
「災害は忘れた頃にやってくる」…お客様の為にもアルミの上
下を用意しておきたいものです。

「亡くなった人に…もう一度だけ…、 もう一度だけでいいから
会いたい!」と思うのは私ばかりではないでしょう。
「阪神・淡路大震災」から15年目の夜に…合掌。




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