私達にとっても南三陸町で亡くなった娘婿さんの妹の月命日。
朝からNHKのテレビ「おはよう日本」を…。
その後の「震災半年特番～第一部」、更にその後の第２部、
第３部をず～っと見て、あらためて未曽有の自然災害だった
ことに胸を熱くして過ごしました。
先日石巻市の瓦礫撤去に様似港から出航したFさんから「ただ
今、金華山沖を航行中！」と書いたメールが届きました。
勿論嬉しかったのですが「金華山」はお父さんにとっては痛
恨の場所。
今から46年前のことを想い出させてくれました。
昭和40年５月１日北海道根室市花咲港から出航、サケマスを
追って太平洋を南下していた様似町の高砂丸がありました。
それから３日後の５月４日、時化によりこの写真に写っている
金華山の沖で、お父さんの父親を含めた13人の乗組員全員を乗
せたまま、この船は沈んでしまいました。
今日テレビで見た、東日本大震災と津波の為にまだ遺体が見つ
からない家族の悲しみと、我が家のお父さんの悲しみは状況こ
そ違えどその悲しみの深さは同じ。
お父さんに向けて「僕も合掌させてもらいま ～す！」と、また
洋上から返信してくれたFさん。
私とお父さんはその優しい気持ちと悲しみがダブり、テレビ画
面を見ては泣き…、仕事をしてても泣き…、目はテレビに釘付
けでした。
東日本大震災で亡くなった方々、そしてFさんのお陰で見れた金
華山沖に眠るお爺ちゃんに…合掌。
「偶然にも金華山を見せてくれたのも、きっと何かの縁なんだ
よ～Ｆさ～ん！」
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