さんに手ほどきをしている日本舞踊のお師匠さんがいます。
今はとんと見られなくなった着物姿で、もう７０歳を悠に超え
ているにもかかわらず「粋」に着こなして。
お師匠さんの着物姿をみるだけで、その季節を感じとれる「日
本女性ここにあり～！」の方。
お土産に持って来て下さった「赤い帯」が今夜の主人公。
「帯広の弟子に、帯をタペストリーにしている女将さんの話を
したら、若い時の帯だけど一度も使っていないのでどうぞあげ
て下さいと、預かってきたよ～」…と、チェックインするなり
渡されたのがこの帯。
帯を戴いた私の嬉しさ…と、下さった人の優しい気持ち…と、
届けて下さったお師匠さんへの感謝の気持ち…を大切にしたく
て、その夜の内にこっそりと作り上げました。
一枚は長く切って、描かれている菊の花を生かし…。
胴前部分は額の中の今までの帯と取り替えて…。
絵のない残りの部分はロビーのテーブルセンターに…。
みんなが寝静まった駅前民宿のお客様玄関は、夜が明けぬ前に
インパクトのある赤い帯のタペストリーに変わりました。
「素顔の女もちょっとだけ赤い口紅を塗るだけでいい女に見え
る…それとおんなじで駅前民宿も玄関に入るなり、赤い帯が目
についてなかなかいいもんだなぁ～！お母さん？」って言って
るお父さん。
そんな今朝のお父さん、天気に合わせた様にいつも以上にハイ
テンション!!。
「お母さ～ん、帯広に遊びに行くぞ!!」ってクラウンのエンジ
ンをかけ始めました。
先ずは天馬街道のトンネル手前の「翠明橋公園」で美味しい水
を汲んで…。
「十勝毎日新聞創刊90周年記念第59回勝毎花火大会」の観覧場
所の下見も兼ねて１日お休み。
ずっと前に帯広市に行けていたら、沖縄県の「うみつばめ」さ
んや、「ヴェントルーチェ」さんに送る「柳月」や「六花亭」
のお菓子を買えたのにねぇ…「２人とも御免ね～！」
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