き出した拳骨をパッと広げ、手の中にあったこんな可愛いお雛
様を見せてくれました。
…とその途端、「パクッ！」と口の中に入れ「モグモグモグ～」
美味しそうに食べ始めました。
「絢菜！それは食べるもんでないしょやぁ～！」
慌てている私に「くうちゃ～ん！これ、チョコだよ！」と言い
ながらまた残りを「モグモグモグ～！」
良～く見るとそれはまあ～るいチョコ２個、お内裏様やお雛様
の絵に包まれた子供のおやつ(チョコレート)でした(笑)
それがお雛様だったと知ってからは、どんな大きな物よりも…、
どんな高価な物よりも…、どんな立派な物よりも…愛おしく思え、
絢菜の口に入らない内に、こっそりと姉の月菜の分をママからも
らって帰って来ました。
今はテレビの前に陣取って３月３日桃の節句を、今か今かと待っ
ていま～す。
２人の孫の為に…と出掛けた先からのお祖父ちゃん(嫁ぎ先の)の
お土産だったそうな…。
「大事に飾りま～す！」
先日の手紙に託された孫とのお泊まり交渉は、お客様の滞在が延
びてしまい「不成立」
「御免ね～月菜ちゃ～ん！」
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