変だぁ～ぞ！」と、大声でお父さんが…。
掃除中の掃除機の音を頼りに、私を探し歩いていたそう様で…。
「お母さん！白が危篤だとよ…わざわざ知らせてくれたから行っ
てみるべ」といつもは落ち着いているお父さんなのに…慌てふた
めいていて。走って行くと白太郎はもう(犬なんだけど)虫の息！
「白やぁ～！白、お前大丈夫かぁ～？死んだら駄目だぞ～、白！
、頑張れ!!」 のたり～、のたり～とゆっくりな歩きの白太郎だ
ったけど…ちゃんと枕に頭を置き、両手、両足を揃えて静かに横
たわっている白太郎のこんな姿が、人間社会のどこにでもある、
ご臨終の席の様、この場に戸惑いもせず、ご近所のKさんもFさん
夫婦も私達と同じ思いで、白太郎の側に駆けつけていました。
「白～！、白～！」と頭を撫でたり、声を掛けたり、体をさすっ
てやったり…。段々、目にも力が入り、顔をもたげたりする様に
なり「大丈夫だよ～、みんなの励ましをうけて…もうちょっとだ
け生きてみるよ～！」と、でも言っている様に、見る見る元気に
なって…。
お父さんが撫でてくれた優しさも、ちゃ～んと分かってくれた白
太郎、まだまだ長生きしてくださいよ。
今ちょっとの間はお客様のことは考えずに…１日も早く元気にな
ることだね、白太郎やぁ～!!
きっとお父さんもお母さんも、白の事を心配しながらの仕込みで
集中出来ないかも。
…でも頑張るからね！
いつもコメントをくれる源さんの長男さんのお母さんも、「がん
ばれやぁ！」って言っているよ、だから…ね。
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