2008年9月8日月曜日

父がくれた愛の絆


「衆善院徳翁久懐居士」…多くの人達に力を与え、徳を積み、92歳
まで、頑張り、久しく永く永く、懐かしく想われる存在の人である
…との意味の父の戒名。
改めて父の大きさに涙が出てしまいました。



気丈に振る舞っていた喪主の兄…寝たきり人生の十数年、帰りたか
ったであろう父の気持ちを察し、実家の前を走っての送り(霊柩車に
て)が出来たその目にも、嬉し涙。
「絶対に 泣かない!」と決めていた私だったのに…。
この父へのプレゼントコースに、また涙。
尊敬できる父の家族の一人として、シャンと…背筋を伸ばし、生きて
いきたいもの。

お通夜は雨、告別式はうって変わって青空。
もう…肌に触れる風は秋の気配。
「この夏の命」…と言われた7月30日からの短かった日々。
今…全て滞りなく終え、フッと目に入った花はいつの間にか秋の花、
夏の暑さと共にヤッパリあなたは逝ってしまいましたね。
二冊のアルバムを残しての旅立ちでしたね。

消えていた駅前民宿のネオンと同じく、いつの間にか女将の声も消え
ていました。1日も早くハツラツ女将にもどります。

「父さ~ん、あの空の向こうに届く前に娘の声をなおしてよ~!」。
父が合わせてくれた沢山の親類達…「今までと変わらずに仲良くみん
なで見送る事ができたのも父さ~ん、あなたのお陰でした。
ありがとうね~」。愛の絆…守っていきますからね。


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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ご苦労様でした。
以前よりもPOWER UPした女将に期待します。
周りは大きく変わっても、日はまた昇ります。

駅前民宿女将 さんのコメント...

大好きだった父をきちんと見送りました。
父の思い出話に、今夜は兄達と朝まで語り明かそうと…にこやかな父の写真を見ながらの時間です。
次の再会まで…元気になっています。
様似は暑い夏のまま~ありがとう。

匿名 さんのコメント...

~2冊の赤いアルバムに思いをたくし~

女将、まずは無事に11日午前0時40分に帰宅出来た事をご報告致します。
そして長い間、女将をはじめ祖父の介護に携わってこられた皆様に感謝申し上げます。

折角なんで祖父の思い出を・・・

親族からこの夏が最後になるかもってお話を頂き、
何とか祖父の元気なうちにお見舞いに行けないものかと模索したのが7月中旬でした。
仕事の事情やらその他もろもろで帰省が可能になったのが8月25日からの3泊4日でした。
日々刻々と老衰していく祖父の様子は女将のブログ拝見して知ることが出来ておりました。(有難う御座います)
念願の8月25日に空路北海道入りが実現しました。空港から一切の寄り道もせずにソビラ荘へ・・・。
聞かされていた不安が一瞬にふっとんだぁ!
『なぁ~んだ!元気じゃ~ねぇーか』最高の笑顔で私を迎え一緒に写真まで撮って頂いた。(これが祖父と最後の2ショットに)
だが、2日後に見舞いに行くと様子は違っていた。(これが今の姿だと知る)
3泊4日と言う限られた時間での帰省には制約がありすぎ『赤いアルバム』を探す事すら忘れていたのである。そもそも、女将が掴まらない、介護と女将業だから仕方がないが!
親族と訃報の時は、再度の帰省はかなり厳しいとの見解で北海道を後にした。。。
だが、9月5日その知らせはあまりにも早く心の整理がついていなかった!
私は、心の中で即決で再度、祖父に会う事を決め陸路で北海道行きを目指した。
何故なら祖父と暮らした26年を思い出すにはそれだけの時間が必要だった。
「エンルム岬・磯での魚釣り」「家の裏での魚釣り」
「女将と祖父と私で行ったニカンベツ川の山菜取り」、「祖父と父と私で行った渓流釣り」
「盆・正月に孫(自分もその一員)が祖父の布団に隠れたかくれんぼ」「札幌に行く行政相談等の会議のお土産」「祖父母と3人だけの富良野”北の国から”六郷の旅」
「親に叱られると助け船を出す祖父」などなど沢山思い出し全ての整理が脳裏で済む頃に
祖父と会う事が出来た。
そして、その横には探し求めていた『2冊の赤いアルバム』やっと全ての祖父に会えた様な気がした(女将、ありがとう!)
お通夜、葬式に参列出来た事を大変嬉しく思う。赤いアルバムのお蔭です。
そして全てが終わり、大海原を南に向かうフェリーの甲板で祖父の思い出を胸の奥底に何時までもお忘れないように鍵を掛けている自分が居た。

駅前民宿女将 さんのコメント...

お疲れ様…あなたの想いは、きっと爺ちゃんにも届いてるはず。
そして姿は無くても、これからもずっとあなたを見守り、苦しい時にはそっと傍に来てくれるはず。
これからは自由に魂であなたの元に飛んで行くはず。
祖父から受け継いだ優しさと、人を思いやれる心を大切に。
それから祖父だけじゃなく、女将もあなたの味方です。
祖父から同じ可愛がられ方をしてもらえたあなたと女将ですからね~。